感染拡大防止のため学校も必死で対策を考えている
緊急事態宣言が解除され、6月より登校再開した学校も多いのではないでしょうか。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスクの着用を義務づけたり、職員・生徒の健康チェックを行ったり、消毒や換気をこまめに行ったりといった対策がスタンダードになっています。
わたしの知人の小学校教諭も、子どもたちが快適に学習できるような環境をつくるために日々議論を重ねているそうです。
また、入学式や遠足、運動会といった行事がなくなったことにより学童期に大切な「お友だちづくり」にも影響がでており、学習以外の面でも配慮が必要と言っていました。
これからの時期に怖いのは…熱中症
梅雨が明けると本格的に夏がはじまります。
日本の夏は湿度が高くジメジメしており、マスクを着用することでより一層熱中症のリスクが高まります。
通学中に脱水症状に陥ってしまう…という危険性もあるのです。
日傘登校が当たり前に?
そこで考えられたのが「マスクをせずに日傘をさして登下校する」というもの。
愛知県の小学校ではすでに取り組まれています。
愛知県豊田市の童子山小学校では、新型コロナウイルスへの感染対策と熱中症の予防のため、5月27日から傘をさしての登校が始まりました。
この取り組みはこれからの時季、マスクと帽子を着用しながらの登下校に熱中症の心配があるとして、童子山小学校が独自で始めたもので、傘をさすことで直射日光を遮るだけでなくソーシャルディスタンスも保てるというものです。
子どもに日傘?と、初見では文章を理解することができませんでしたが、よく考えると日傘は
- 傘をさすことで他人と距離をおける(ソーシャルディスタンスを保てる)
- 熱中症予防になる
- 暑さ対策になる
といったメリットがあること気がつきました。
夏休み短縮といった報道もあり、今までよりも真夏の登下校が増えるため、「日傘登校」がこれから広まるのは理にかなっているなと思います。
今後は「日傘のさしかたマナー」が重要視される
メリットの多い「日傘登校」
しかし、注意しなければならない点があります。
それは日傘をさすマナー。
日傘をさすことで視界のほとんどが傘に覆われます。
特に子どもは目線が低いことから、大人に比べ視界が狭くなります。
よっていつも以上に周りに気を配って歩かなければ、他人に接触してしまったり、最悪ケガをする可能性もあります。
- 狭い道では横並びで歩かない
- よそ見をせずにまっすぐ歩く
- 傘で視界をふさぎすぎない
といった対策(マナー)が必要になるでしょう。
日傘を有効活用して夏を乗り切ろう
日傘を適切に使用して感染症と熱中症から子どもを守りましょう。
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