おうちで健康を学ぶ

熱中症になるとどんな症状がでるの?

保護者
保護者
まだ5月なのに最高気温が30℃を超えたわ

熱中症に注意しなきゃいけないけど、どんな症状に気を付けたらいいのかしら

看護師
看護師
熱中症の症状について解説します
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熱中症の症状

子どもと学ぶ場合

難易度(どんな症状か一緒に確認してみよう)

軽症

軽症の症状は以下の通りです。

  • めまい、立ちくらみ
  • 筋肉痛
  • 汗が止まらない

中等症

中等症の症状は以下の通りです。

  • 頭痛
  • 吐き気、嘔吐
  • だるさ

重症

重症の症状は以下の通りです。

  • 痙攣
  • 呼吸が弱い
  • 意識がはっきりしていない

重症の症状がでたらすぐに救急車を呼びましょう。

また、自力で水分摂取ができない場合も速やかに病院を受診しましょう。

 

看護師
看護師
上記の症状を体験したことがあるか、体験したときどんな気分だったか(つらかった、寂しかった、早く終わってほしかったなど)を子どもに聞いてみましょう。

重症の症状はほとんど経験がないと思うので、どんな気分になるかを想像してみましょう。

子どもが訴える熱中症の症状

子どもならではの熱中症の症状を解説します。

機嫌が悪い

いつもよりぐずっている元気がないなどは自分で症状を言うことができない子どもの重大なSOSです。

特に気温や湿度が高い日の機嫌には十分注意しましょう。

おしっこが少ない

おむつを替える際にいつもより尿の量が少ない濃い尿がでている場合は脱水状態になっている可能性が高いです。

飲んでいる水の量や汗の量と一緒に把握しておきましょう。

 

看護師
看護師
子どもは自分の症状を正しく言うことが難しいため、機嫌や排泄状況は大切なバロメーターになります。普段との違いを気づけるようにしましょう。

 

熱中症は梅雨の始まる5月前から発生します。

夏前でも熱中症の症状がないか注意していきましょう。

・中山由佳. (2014). 熱中症を防ぐために. 日本海水学会誌68(5), 307-309.

・東社協保育士会保健部会(2019)『やるべきことがすぐわかる 今日から役立つ 保育園の保健の仕事』赤ちゃんとママ社