短時間授業だから子どものほうが早く家に着くわ
お留守番できるかしら…
ここに気を付けよう、子どもの留守番
子どもに伝えたい留守番時の注意点をまとめました。
子どもと一緒に確認してみましょう。
難易度:(シミュレーションもしてみましょう)
犯罪
親の不在を狙った犯罪は、子どもが家にいると予測される時期に発生しやすくなります。
長期休み中や、短時間授業中は対応について家族で話し合いましょう。
訪問者
保護者が一番心配なのは訪問者対応ではないでしょうか。
ネット通販での買い物が当たり前になっている今、宅配の数が激増しています。
宅配以外にも、回覧や集金、勧誘などさまざまな訪問があるでしょう。
子どもがひとりで留守番するときは基本的に、誰が来てもドアを開けて対応させないようにしましょう。
年齢によってはチャイムが鳴っても無理に対応しない、のもおすすめです。
中には宅配便の受け取りをひとりでできる子どももいるかもしれません。
しかし、宅配業者になりすまして室内に侵入しようとしたエピソードもあります。
訪問者全員に対して「対応しない」と決めておいたほうが安全といえるでしょう。
電話対応
電話はその場で直接受ける被害はないにしても、保護者不在を知らせてしまったり、個人情報を流出させてしまったりする危険性があります。
悪徳な電話は巧みな手口を使用してきます。
電話相手からどんなことを言われようと、「お母さんはいま手が離せません」など留守を悟られないような言い方を教えましょう。
訪問と同様に電話に一切でないと決めるのもよいでしょう。
不慮の事故
留守番中の子どもは普段触らないよなものに興味を持ったり、遊んだりすることも…
その行動が不慮の事故の原因になるかもしれません。
「うちの子は大丈夫」と思わず、予測されるリスクへの対策を考えましょう。
窓からの転落
転落事故の原因の多くは、転落場所のそばに足場になるものがある状況で起きることがわかっています。
窓付近ではテーブルや戸棚、持ち運べて乗りやすい椅子、ベランダではエアコンの室外機や家庭ごみが子どもの足場になります。
窓が開けられないようにしっかり施錠し、窓辺やベランダの近くに足場になるようなものを置かないようにしましょう。
火気管理
子どもにとって火は非日常でわくわくするもの。
目の前にライターやマッチがあったら火をつけてみたくなります。
ライターやマッチなど火をつけられるものは全て、子どもの手が届かない場所にしまい、ガスコンロはチャイルドロックをかけるようにしましょう。
留守番中の訪問者や電話対応、不慮の事故を防ぐ方法は、子どもの年齢や理解力によって異なります。
具体的なルールを決めておくと、子どもが迷わず、落ち着いて対応できます。
「こういうときは、どうしよう?」を家族で話し合ってみましょう。