保護者
子どもがごはんを食べなかったり、なかなか寝なかったりするとイライラしちゃいます…
看護師
子どもが大人の思い通りにならないのは当たり前です。今日は子どもの本質についてお伝えします。
子どもの「泣き」への対応
子どもの「泣き」への対応
子どもがなかなか泣き止まないとき、どう対応したらいいか悩む保護者は多いのではないでしょうか。
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「子ども」とは?
子どもは言語化が苦手、つまり伝えたいことがあると行動化や身体化で表現します。
何か嫌なことがあったとき、大人なら原因となった人やモノに言葉で伝えたり、家族や友人に愚痴を言うことができます。
しかし、子どもは言語化が得意ではありません。泣いたり、手に持ったものを投げてみたり、頭が痛くなったり、熱っぽくなったり…と言葉以外の方法で嫌だったことを伝えようとします。
大人からすると「急にどうしたの?」「何が原因なの?」「早く止めたい…」と怒りや苛立ち、不安な気持ちになります。
看護師
子どもは言葉で伝えるのが難しい、そうわかっていても日々忙しい毎日を送る中でこのようなことがあると、子どもに対してイライラしてしまうのは無理もないでしょう
子どもは何もわかっていない?
子どもは行動化や身体化で伝えたい気持ちを表現する、と述べました。
ですが、子どもの行動は「伝えたい気持ち」のためだけにあるものではありません。
実は、子どもは行動化や身体化は今の自分にできる「最適な答え」でもあるのです。
- 嫌な気持ちをどう伝えたら大人がわかるかな?⇒もっと泣いちゃえ⇒すぐ抱っこしてくれた!⇒次も泣いてみよう
- 手に持っているものを落としたらどうなるのか知りたい!⇒落としちゃおう⇒落ちたら手の届かないところにいっちゃった…⇒違うものを落とすとどうなるのかな?
- やることないし暇だなあ⇒ママみたいにクローゼットから洋服をだしてみよう⇒いっぱいだせて楽しい⇒今度はおもちゃ箱の中身をだしてみよう
このように、今何をするのが一番ベストなのかを子どもは考えているのです。
大人からすると支離滅裂で理解できないようにみえていても、子どもは行動をしたことによる結果から学びを深めているのです。
子どもへのイライラ、どう対応したらいいの?
まずは、自分の中のイライラした感情を認めましょう。
イライラすることは悪いことではありません。
「いまわたしはイライラしている」と声に出すことで、イライラした気持ちと距離をとることができます。
自分の感情が少し落ち着いたら、子どもの話を寄り添って聞きましょう。
そして、子どもの感情を表情や行動で読み取り、言葉にして返してみましょう。
「こうしたらいいんじゃない?」「そうするのはおかしいよ」というアドバイスや否定はいりません。
看護師
ただ子どもが不機嫌と決めつけるのではなく、子どもの力を信頼し、どんなことを表現しているのかや学んでいるのかを考え寄り添えるといいですね
パパ・ママのメンタルケア
- 理屈ではわかっていてもイライラしてしまう
- 他の子どもたちと比べてしまう
- 育児書に書いてあることが当てはまらなくて不安
- 相談できる相手がいない
など、子育てに悩む保護者の方へセミナーを今後開催予定です。
詳細が決まりましたら当ブログでお知らせいたします。
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